最近は来年の出産に備えて(奥さんが出産なのに)、洋服の仕事を少なくして時間に隙間を作るようにしました。
少し考える時間がとれるようになったのと、人と会う時間がとれるようになったためか、
自分のライフスタイルの中では欠かせないような音楽、建築、カメラなど、趣味のような仕事のような嬉しい話を色々頂けるようになりました。
前は自分の個性みたいなものを主張するために、人と違うことばかり考えていたように思います。
例えば、車を選ぶにしても当時見かけなかったjeepを選び、jeepをよく見かけるようになると車を乗り換えたくなる。
乗り換えても4WDの王道のランクルではなくパジェロを選んでいる。
若い頃はコンバースのチャックテイラーや80年代のデザインが好きだったのに、20代後半になると古着屋さんがみんな履いているからという理由で、履かなくなりました。(現在は復刻でもなんでも愛用中)
洋服のデザインにしてもある程度、他にないような主張の強いものが多かったように思います。
時計にしてもロレックスは持っていたけど、デザインは好きなのに、みんな名前に反応しているように思えて、ロレックスなんてつけてくないと思ったりしていました。
それはそれで若い時の感情がたくさん出ていてよかったことだと思っています。
でも今は歳をとって自分の主張というよりも、若い人の主張を楽しんでいるように感じます。
今は所有するものは王道でもいいし、人と同じでもそこまで気にならない。
価値観の変化なのかもしれないけど、見栄をはらずに等身大な生活に満足できているからかもしれません。
少しものを見る角度が変わってきている気がしているので、これから自分が生み出すことに新たな発見がある気がして未来が楽しみ。
PHOTO:LEICA D-LUX7