今期のテーマは何から影響を受けて製作したようなコレクションではなく、
自分の中から湧き出たような、言葉「BEGUILDING INNOCENCE」という
をテーマにしてコレクションラインナップを組んでいます。
テーマというよりもブランド名に近い感覚で、誰もが持つ人間の2面生みたいなことをコレクションとして表現しています。
僕なりの2面生という答えは、着飾らずに包み隠さずに生きる方ことかもしれない。
巷に溢れる大きく掲げられたブランド名が入った洋服。
そんな看板のような洋服で着飾って生きることへのちょっとした反逆精神が出ているかもしれません。
今回、久しぶりにカメラマンの長友善行氏とタッグを組んだ写真で表現しているイメージは、精神分裂したようなおじいさんモデルになっています。
数あるラインナップでもあえて、白だけを使ってトータルコーディネートを組みました。
コロナ禍の今、辛いことや悲しいことなどマイナスな感情が生まれることが多いかもしれないけど、白い洋服を着て、今までの自分とは少し違う、新たな1面の自分をこのラインナップから見つけて欲しいです。